1¤4発行者の義務

島崎 崇

造幣局(硬貨の発行機関)は、1¤4の硬貨を発行するに当たり、1¤4発明者に対して最低限の敬意を表さなければならない。私の研究論文ある通貨に於ける効率的な金種構成によると、1¤3も、1¤5などに比べると、優れた貨幣制度である。しかしながら、私は、敢えて次点である1¤3の硬貨を発行する造幣局にまで、僅かばかりの義務を負わせるつもりはない。

私が造幣局に対して求める義務は、効率的な1¤4の硬貨によって、これを使用する人々が享受する便益と比べると、遥かに小さい。従って、造幣局は、1¤4の硬貨を発行する場合は、後述する規定を必ず守らなければならない。

中央銀行(紙幣の発行機関)は、1¤4に加え、1¤3の紙幣を発行する場合にも、これらの提唱者に対して最低限の敬意を表さなければならない。紙幣については、私の論文の中で、1¤3と1¤4は互角であるという結論が得られたからである。但し、1¤4の硬貨と1¤3の紙幣を組み合わせて発行している場合は、貨幣価値が変動した際に硬貨と紙幣の交替する桁に於いて混乱が生じるリスクがある。従って、1¤3の紙幣を選択する中央銀行は、この点に留意が必要である。

中央銀行の義務は、効率的な1¤4又は1¤3の紙幣が、これらを使用する人々にもたらす利益に比して、無視できるほどに小さい。従って、中央銀行は、1¤4又は1¤3の紙幣を発行する場合は、以下に説明する規定を必ず守らなければならない。


造幣局の義務

1¤4の硬貨を発行する造幣局は、私の生存中は、下記A, Bの何れか若しくは両方の方法を選択しなければならない。又、私の死後は、Aの方法によらなければならない。


A. 私の肖像を硬貨に彫刻

造幣局は、硬貨のうち1つの金種に私の肖像を彫刻する。但し、下記Cに定めるところにより、私の肖像を印刷した同一通貨の紙幣が発行されている場合は、硬貨への彫刻を要しない。

¤ 肖像を彫刻する硬貨は、実際に流通している金種でなければならない。従って、記念硬貨は対象外とする。

B. 1¤4の利用料金の支払い

造幣局は、年々の硬貨鋳造の有無に拘わらず、毎年、1¤4の利用料金を私に支払う。利用料金は、X*Yとする。ここで、Xは「発行国(地域)の通貨に於ける最小金種の金額」、Yは「発行国(地域)の人口」である。


¤ 毎年、12月31日時点で、既に一部又は全部の貨桁(硬貨の桁)に於いて1¤4を導入し、且つその硬貨が流通している場合に、その年の利用料金を支払う義務が生じる。
¤ 利用料金の計算に当たり、Xの最小金種は、実際に流通している金種でなければならない。又、Yの人口については、信頼できる最新の情報に基づいて定める。
¤ 支払い期限は、翌年3月31日とする。又、利用料金は、私の居住する国の通貨に換算した上で支払う必要がある。
¤ 例えば、日本の造幣局が、全ての貨桁に1¤4を導入する場合、即ち、1円、4円、10円、40円、100円、400円の硬貨を発行する場合、の利用料金は、次の通りである。X=1円、Y=120,000,000とすると、利用料金は、1*120,000,000=120,000,000円となる。又、仮に100円桁のみに1¤4を導入する場合も、利用料金は同じである。

中央銀行の義務

1¤4又は1¤3の紙幣を発行する中央銀行は、私の生存中は、下記C, Dの何れか若しくは両方の方法を選択しなければならない。又、私の死後は、Cの方法によらなければならない。


C. 私の肖像を紙幣に印刷

中央銀行は、紙幣のうち少なくとも1つの金種に私の肖像を印刷する。但し、上記Aに定めるところにより、私の肖像を彫刻した同一通貨の硬貨が発行されている場合は、紙幣への印刷を要しない。

¤ 肖像を印刷する紙幣は、実際に流通している金種でなければならない。従って、記念紙幣は対象外とする。

D. 1¤4又は1¤3の利用料金の支払い

利用料金については、Bと同様である。中央銀行は、年々の新札発行の有無に拘わらず、毎年、1¤4又は1¤3の利用料金を私に支払う。利用料金は、X*Yとする。ここで、Xは「発行国(地域)の通貨に於ける最小金種の金額」、Yは「発行国(地域)の人口」である。


¤ 毎年、12月31日時点で、既に一部又は全部の幣桁(紙幣の桁)に於いて1¤4又は1¤3を導入し、且つその紙幣が流通している場合に、その年の利用料金を支払う義務が生じるものとする。
¤ 例えば、アメリカ合衆国の中央銀行に当たる連邦準備制度が、全ての幣桁に1¤4を導入する場合、即ち、1ドル、4ドル、10ドル、40ドル、100ドルの紙幣を発行する場合、の利用料金は、次の通りである。X=0.01ドル、Y=310,000,000とすると、利用料金は、0.01*310,000,000=3,100,000ドルとなる。又、仮に1ドル桁のみに1¤4を導入する場合も、利用料金は同じである。

1¤4

ある通貨に於ける効率的な金種構成
表1: 硬貨の測定
表2: 貨桁に於ける試験
表3: 紙幣の測定
表4: 幣低桁に於ける試験
表5: 幣高桁に於ける試験
表6: 三金組の試験
1¤4発行者の義務

© 2014 島崎 崇
更新: 2014年3月23日