六十干支(ろくじっかんし)とは、十干(じっかん)と十二支を組み合わせてできる60種類の干支のことです。六十干支は、「年」にも付されたものと、「日」に付されたものがあります。年の干支は、毎年順々に交替していき、60年で一巡します。これと同様に、日についても、60日周期で干支が巡っています。
誕生日の六十干支が、その人の六十干支となります。これにより、人を60通りに分類した性格占いがあります。又、2人の六十干支からは、その2人の相性を占うことができます。これが、「六十干支相性占い」です。以下に紹介する六十干支相性占いは、私が独自に編み出したものです。
相性を正確に計算する場合は、生年月日に加えて生まれた時刻も考慮に入れますが、ここでは、2人の生年月日のみから相性を判断する方法を述べます。その場合、全ての2人組の相性は、六十干支の組み合わせによって、31通りに分類されます。
著名人の相性占いには、多数の著名人2人組について、六十干支相性占いに基づく相性を掲載しています。又、男女の相性に関しては、著名人夫婦の離婚率で、この相性占いの実力を知ることができます。
六十干支は、10種類の十干と12種類の十二支から構成され、十干十二支とも呼ばれます。10と12の最小公倍数が60であることから、六十干支は、文字通り60種類存在します。下表に六十干支の一覧を示します。
十干 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
甲 乙 | 丙 丁 | 戊 己 | 庚 辛 | 壬 癸 | ||
十 二 支 | 子 丑 | 甲子 乙丑 | 丙子 丁丑 | 戊子 己丑 | 庚子 辛丑 | 壬子 癸丑 |
寅 卯 | 甲寅 乙卯 | 丙寅 丁卯 | 戊寅 己卯 | 庚寅 辛卯 | 壬寅 癸卯 | |
辰 巳 | 甲辰 乙巳 | 丙辰 丁巳 | 戊辰 己巳 | 庚辰 辛巳 | 壬辰 癸巳 | |
午 未 | 甲午 乙未 | 丙午 丁未 | 戊午 己未 | 庚午 辛未 | 壬午 癸未 | |
申 酉 | 甲申 乙酉 | 丙申 丁酉 | 戊申 己酉 | 庚申 辛酉 | 壬申 癸酉 | |
戌 亥 | 甲戌 乙亥 | 丙戌 丁亥 | 戊戌 己亥 | 庚戌 辛亥 | 壬戌 癸亥 |
六十干支相性占いでは、先ず、相性を見る2人の六十干支を調べます。六十干支の計算方法などを参考に、2人の生年月日からそれぞれの六十干支を求めてください。
• 海外生まれの人の干支は、日本時間(GMT+9)による日で判断します。次に、2人の六十干支から、それぞれ対応する干支番号を求めます。各干支に割り当てられた干支番号は、下表の通りです。干支番号は、六十干支の巡り順に従って、甲子から癸亥まで、0~59が割り当てられています。
十干 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
甲 乙 | 丙 丁 | 戊 己 | 庚 辛 | 壬 癸 | ||
十 二 支 | 子 丑 | 0 1 | 12 13 | 24 25 | 36 37 | 48 49 |
寅 卯 | 50 51 | 2 3 | 14 15 | 26 27 | 38 39 | |
辰 巳 | 40 41 | 52 53 | 4 5 | 16 17 | 28 29 | |
午 未 | 30 31 | 42 43 | 54 55 | 6 7 | 18 19 | |
申 酉 | 20 21 | 32 33 | 44 45 | 56 57 | 8 9 | |
戌 亥 | 10 11 | 22 23 | 34 35 | 46 47 | 58 59 |
続いて、相性を占う2人の干支番号の差を求めます。この差は、0~59の値を取りますが、30を超えた場合は、60からその数を引いた数に変換します。その結果、全ての干支番号の差は、0~30の何れかに収まります。そして、この数を以って相性の型番号とします。
• 例えば、壬子(干支番号48)と乙未(干支番号31)の場合は、48-31=17より、相性の型は、第17型になります。型 | 天の 相性 | 気の 相性 | 地の 相性 | 総合評価 | |
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男女 | その 他 | ||||
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |
D D D C B A B C D D D D D C B A B C D D D D D C B A B C D D D |
D C C B B C E C B B C C D C C B B C E C B B C C D C C B B C E |
A A A A A B B B B C C C C C C C C C C C C C D D D D E E E E E |
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B B B A A A C C B C C C D C B B B C E D C C D D D C C D D E E |
第0型~第30型について、各相性を上表に示します。相性は、天の相性、気の相性、地の相性、の3項目があります。これらの意味については、下記、3つの相性についてで解説しています。又、総合評価は、3種の相性を統合した評価指標です。総合評価には、「男女」と「その他」の2種類があります。男女は、2人の関係が夫婦、恋人などの場合です。2人が、親子、兄弟、友人、同僚などの関係にある場合は、その他が適用されます。
各相性は、A(最高)、B(良い)、C(普通)、D(悪い)、E(最低)という5段階の相性ランクで評価されています。男女とその他とでは、総合評価のランクに差異が生じています。これは、男女の相性を見るときに、その他の場合に比べ、天の相性をより重視することによります。
2人の性格の長所と短所が、互いに補うような関係にあるかどうかを表します。2人の性格が正反対の場合に、互いに助け合うことができる最も良い相性となります。天の相性は、特に男女の相性を見る際に重要な項目です。2人の十干に基づいていますが、生時によって変動します。尚、天の相性の相性ランクは、十干自動占いの相性占いで表示されるものと同じです。
2人で一緒に居て快適かどうか、或いは、2人で息を合わせて共同作業などができるかどうかを表します。気の相性が悪いと、お互いに違和感を覚え、擦れ違いや不和、対立が起こりやすくなります。2人の十二支に基づいていますが、生時によって変動します。
長期的に付き合うことができるかどうか、或いは人生の方向性を共有できるかどうかを表します。地の相性が良いと、言わば同胞のような間柄にあり、互いに親近感を覚えます。逆に悪い相手は、別世界の住人のように感じられます。又、この相性ランクが高い程、良くも悪くも関係が長続きする傾向があります。
以上に示した相性ランクは、2人の生まれた時刻を不明のものとして、0~24時全ての可能性を考慮して求めた相性の期待値に基づいています。もし、1人の生時が判明しているときは、これを指定することで、より誤差の小さい期待値を計算することができます。そして、2人の生時が分かっている場合は、誤差を含まない正確な相性を求めることができます。
その結果、1人又は2人の生時を指定した場合に計算される相性ランクは、前述の相性ランクとは異なる結果となることがあります。特に、地の相性以外の相性ランクは、大きく変動する可能性を秘めています。この点に関して、1人又は2人の生時を指定した場合に於ける、相性ランクの取りうる範囲を、下表に示します。
型 | 天の 相性 | 気の 相性 | 地の 相性 | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|---|
男女 | その 他 | ||||
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |
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B~C B B A~B A A~B B~C B~C B~C C C C~D D C~D B~C A~B A~B B~D D~E C~D C C~D D D C~D C C~D D D D~E E |
型 | 天の 相性 | 気の 相性 | 地の 相性 | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|---|
男女 | その 他 | ||||
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |
D D C~D B~D A~C A~B A~C B~D C~D D D D C~D B~D A~C A~B A~C B~D C~D D D D C~D B~D A~C A~B A~C B~D C~D D D |
C~D C~D B~C A~C A~C A~E C~E A~E A~C A~C B~C C~D C~D C~D B~C A~C A~C A~E C~E A~E A~C A~C B~C C~D C~D C~D B~C A~C A~C A~E C~E |
A A A A A~B A~B B B B~C B~C C C C C C C C C C C C C~D C~D D D D~E D~E E E E E |
C C B~C A~C A~B A~C A~C C C C~D C~D C~D C~D B~D A~C A~B A~C B~E C~E C~E C~D C~D C~D C~D B~C B~C B~D C~D D~E D~E E |
B~C B~C A~B A~B A A~C A~C B~C B~C B~C C C~D C~D B~D B~C A~B A~C B~E C~E C~E C~D C~D C~D D C~D C~D C~D C~D D~E D~E E |