十干(じっかん)とは、暦の年又は日に付けられた呼び名で、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10種類があります。このうち、暦日の十干は特に重要で、誕生日の十干が、その人の十干となります。十干を知るには、十干自動占い又は十干の計算方法を参照してください。尚、暦年の十干については、ここでは扱いません。
私は、2人の十干の組み合わせから、その2人の相性を占う方法を考案しました。これが「十干相性占い」です。十干相性占いは、専ら男女の相性を占うために存在します。それ以外の2人組の場合は、他の要素も相性に大きく影響するため、六十干支相性占いを用いる必要があります。
十干相性占いでは、2人の生まれた時刻の情報を用いずに、生年月日のみによって相性を占います。つまり、十干相性占いは、男女の相性について大雑把な判断を示すに過ぎません。それにも拘らず、この相性占いは、抜群の的中率を備えています。これは、著名人夫婦の離婚率が実証しています。
十干相性占いは、男女の相性を的確に予言することから、お見合いパーティ或は街コン等で大活躍します。十干相性占いの具体的な活用方法については、十干お見合いパーティ、十干街コンを参照してください。
男女の相性は、十干の組み合わせによって、A, B, C, Dの4ランクに分類されます。
相性ランク | 存在率 | 十干の組み合わせ |
---|---|---|
A(最高) | 10% | 甲己, 乙庚, 丙辛, 丁壬, 戊癸 |
B(良い) | 20% | 甲戊, 乙己, 丙庚, 丁辛, 戊壬, 己癸, 庚甲, 辛乙, 壬丙, 癸丁 |
C(普通) | 20% | 甲丁, 乙戊, 丙己, 丁庚, 戊辛, 己壬, 庚癸, 辛甲, 壬乙, 癸丙 |
D(悪い) | 50% | 甲丙, 乙丁, 丙戊, 丁己, 戊庚, 己辛, 庚壬, 辛癸, 壬甲, 癸乙 |
甲乙, 乙丙, 丙丁, 丁戊, 戊己, 己庚, 庚辛, 辛壬, 壬癸, 癸甲 | ||
甲甲, 乙乙, 丙丙, 丁丁, 戊戊, 己己, 庚庚, 辛辛, 壬壬, 癸癸 |
上の表から分かる通り、各相性ランクの十干には規則性があります。即ち、2人の十干が、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸という巡り順の中で幾つ離れているかによって、相性ランクが決まります。例えば、ランクAの5組(甲己、乙庚、丙辛、丁壬、戊癸)は、何れも5つ違いの十干になっています。又、ランクBの10組は、十干の差が4となっています。同様に、ランクCの10組は、十干が3つ離れています。そして、2人の十干の差が0, 1, 2となる組は、ランクDに分類されます。
六十干支相性占いの「天の相性」も、2人の十干に基づいて計算されます。天の相性と十干の相性との違いは、生まれた時刻を考慮するか否かにあります。即ち、六十干支相性占いでは、生時を考慮することにより、正確な相性が計算できるのに対し、十干相性占いでは、常に生時が不明のものとして扱うため、大まかな相性を知ることができるに止まります。しかしながら、2人の生時が不明の場合は、天の相性は十干の相性と同義になり、算出される相性ランクも一致します。
十干自動占いの相性占いで示される相性は、「天の相性」です。ここで、2人共に時刻を不明(空欄)にして占うと、常に上表通りの相性ランクが占い結果に表示されます。これは、生時を不明扱いすることにより、天の相性と十干の相性とが一致するためです。一方で、少なくとも1人の時刻を指定して占うと、上表のものと1段階異なる相性ランクが算出されることがあります。このとき、天の相性と十干の相性との差異が相性ランクに表れているのです。
十干相性占いは、男女の相性の核心を教えてくれます。たとえ、これのみを頼りに男女の相性を占ったとしても、判断を大きく誤ることはありません。しかし、相性について大局的な判断を要する場合は、六十干支相性占いの総合評価を用いると、より的確な結果を得ることができます。全ての2人組について、十干の相性ランクと、総合評価のランクがどのように分布しているかを下表に示します。
相性 ランク | 十干の相性 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
A | B | C | D | 計 | ||
総 合 評 価 | A | 6.7% | 3.3% | - | - | 10.0% |
B | 3.3% | 10.0% | 3.3% | - | 16.7% | |
C | - | 6.7% | 10.0% | 21.7% | 38.3% | |
D | - | - | 6.7% | 20.0% | 26.7% | |
E | - | - | - | 8.3% | 8.3% | |
計 | 10.0% | 20.0% | 20.0% | 50.0% | 100.0% |